博物館の学芸員資格を証明するには?

学生の頃、教員免許の他にもう一つ取得した資格があったのを思い出しました。博物館の学芸員資格です。

最近は環境関連、農業関連の仕事に関わる中で、一応大学で専攻していた自然科学にも少し関連してきた(と思っている)ため、博物館学芸員というのももしかしたら役に立つかも知れません。ということでプロフィールに入れようと思い学芸員の証明書を確認しようと大学に質問してみました。

すると、「そういった証明書は発行できませんよ」との悲しい回答が・・・

卒業時に証明書をもらった記憶はなかったので、「自分は本当に学芸員の資格を持っているのか?」という疑問すら湧いてきました。そこで調べてみたところ、学芸員の資格を扱っている文部科学省の以下のページに説明がありました。

大学で学芸員の科目をすべてとった方(いくつかの機関で分割した方含む)へ

http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/04060103/001.htm

博物館法第5条第1号の規定により①学士の学位があり②大学において博物館に関する科目の単位を修得した者は当然学芸員の資格を有することになっておりますので、文部科学省が発行する資格証明書は発行されません。 また、学芸員の資格があることを明らかにするには卒業証明書及び博物館に関する科目の単位修得証明書(いくつかの学部・大学で分割履修しても、すべての省令科目をカバーされていれば可)を任命権者にご提出ください。 なお、このことについては昭和42年1月24日文社社第48号各関係大学長あて社会教育局長通知にて通知されているところです。

ということで、大学の卒業証明と、大学での単位修得証明書があれば、学芸員資格を持っているということを証明できるそうです。大学の単位修得証明書は、申請すればもらえるようなのでとりあえず一安心できました。

学生時分(院生の時だったっけかな)、神奈川県立生命の星・地球博物館にお世話になりました。毎日横浜から小田原まで通って、化石などの資料データベースの整理をしこしこ行い、膨大な資料倉庫の中を見せてもらったり、くじら(もしくは、大型哺乳類)の骨格標本を作る過程を見学したり、展覧会の準備をしたりしました。専門的な研究とは違い、一般の人にどう分かりやすく伝えればよいか、ということを考えるのはとても難しいけれど面白い作業だったのを思い出します。

多分整理して分類する、という作業が性格的にも合ってるのかな、と思う今日この頃です。

最近の再生可能な自然エネルギー(特ダネより)

今回の地震・津波で大きな被害を受けている日本の電力事情ですが、注目される福島原発だけでなく、実は東海第二原発も地震と津波の影響で原子炉の低温停止に、三日半のあいだベントを繰り返しながらきわどい調整をしたとのこと。

管首相も、「現在のエネルギー基本計画をいったん白紙に戻して、再生可能な自然エネルギー(太陽光、風力、バイオマスなど)を基幹エネルギーの一つに加えていく」と、原発依存のエネルギー政策を見直していくんだということを表明しました。

静岡県の浜岡原発も明日にも(5/13)停止するとのことで、今後原発に変わる新しいエネルギー供給手段を検討する必要性が急速に高まっています。

そんななか、今日(5/12)の「特ダネ!」では、3種類の新しい代替エネルギーの話がありましたのでメモしておきます。

紹介された新しい代替エネルギーとは以下の3つです。

  • 洋上風力発電
  • バイオマス
  • 揚水発電

<洋上風力発電>

茨城県神栖市にあるのは、沖合50mに立っている国内初の洋上風力発電所。よくヨーロッパ(オランダ?デンマーク?)で海にたくさん並んでいるような風力発電です。

名前は「ウィンド・パワーかみす」2010年6月完成、総事業費35億円。総出力は1万4000kW、約7000世帯分の電力を供給するとのこと。

日本は海岸線が多いから今後有望なのだとか。風車と聞くと、風車に鳥が突っ込む「バードストライク」による生態系への影響が少し気になりますが、洋上だと潮間帯の生態系への影響ってやっぱりあるのでしょうか。地域の生態系への事前調査(アセスメント)を行うことで対策はできるはずだし、洋上の場合は風車の騒音も波の音で抑えられるとか。

<バイオマス>

バイオマスとは、生ゴミ、木くず、家畜の排泄物など、再生可能な有機性の資源です。紹介されていたのは、2011年2月から川崎で稼働している日本最大のバイオマス発電所でした(3万3000kW、約4万世帯分の電力を供給)。ここでは木くず(木を破砕し、長さを50mm以下にしたもの)が燃料として使われ、1日あたりおよそ600t、年間18万tの燃料を使用するのだとか。ちなみに被災地のがれきの木くずは、塩分を含んでおり鉄で出来たボイラーを腐食させることが心配されるのだとか、残念です。

<揚水発電>

兵庫県朝来(あさご)市の奥多々良木発電所では、夜間に余る電力を使って発電に使った水を上部のダムに揚げるという揚水発電を行っています(発電量は193万kW)。水を持ち上げるのに余分なエネルギーを使うんじゃないかと思いますが確かにその通りで、上から下に流すときに1のエネルギーが生まれるとすると、下から上に揚げるために1.2のエネルギーを使ってしまうんだそうです。ただ、必要なとき(昼間)に発電し、不要な夜に電力を水の位置エネルギーに換えることで、電気を「蓄える」ことができる、というのが揚水発電のメリットであり、ピーク電力への対応をするためには有効なんだと思います。

上記の発電方式を日本の発電電力量の内訳で見てみると、水力は全体のたった8%(うち一般水力が7.3%、揚水発電は0.7%)、バイオマスは1.01%、風力は0.33%であり、これらは今後増やしていかなければならない自然エネルギーです。

現在の自然エネルギーの発電コストを見てみると、まだまだ太陽光のコストパフォーマンスが悪い状態です。

  • 太陽光:49円
  • 地熱:8-22円
  • 風力(大規模):10-14円
  • 水力(小規模除く):8-13円
  • 火力(天然ガス):7-8円
  • 原子力:5-6円

原子力は最もコストパフォーマンスがいいと言われていますが、実績値は10.68円かかる、ということです。原子力が5-6円というのは、経産省のモデル費用からのものであり、実際は立地費用、再処理費用など含めると10.68円になるのだそうです。さらに今回の事故による補償費を含めればさらにコストは上がると考えられます。

今後はやっぱり原子力の比率は下げて、再生可能な代替エネルギー生産に向かう方が何かと将来の日本にとってはよいような気がします。

代替エネルギーのニュース(洋上風力発電、バイオマス発電、揚水発電)

今回の地震・津波で大きな被害を受けている日本の電力事情ですが、注目される福島原発だけでなく、実は東海第二原発も地震と津波の影響で原子炉の低温停止に三日半のあいだ、ベントを繰り返しながらきわどい調整をしたとのこと。

管首相も、「現在のエネルギー基本計画をいったん白紙に戻して、再生可能な自然エネルギー(太陽光、風力、バイオマスなど)を基幹エネルギーの一つに加えていく」とコメントしたそうで、原発依存のエネルギー政策を見直していく方向性がうかがえます。

静岡県の浜岡原発も明日にも(5/13)停止するとのことで、今後原発に変わる新しいエネルギー供給手段を検討する必要性が急速に高まっています。
そんななか、今日(5/12)の「特ダネ!」では、3種類の新しい代替エネルギーの話がありましたのでメモしておきます。
まとめると以下の3つです。
  • 洋上風力発電
  • バイオマス
  • 揚水発電

<洋上風力発電>

茨城県神栖市にあるのは、沖合50mに立っている国内初の洋上風力発電所。よくヨーロッパ(オランダ?デンマーク?)で海にたくさん並んでいるような風力発電です。

名前は「ウィンド・パワーかみす」2010年6月完成、総事業費35億円。総出力は1万4000kW、約7000世帯分の電力を供給するとのこと。
日本は海岸線が多いため今後風力発電は有望なのだとか。風車と聞くと、風車に鳥が突っ込む「バードストライク」による生態系への影響が少し気になりますが、洋上だと潮間帯の生態系への影響ってやっぱりあるのでしょうか。地域の生態系への事前調査(アセスメント)を行うことで対策はできるはずだし、洋上の場合は風車の騒音も波の音で抑えられるということで、洋上への建設コストの問題があるにしろ将来的に有望視されているようです。 

<バイオマス>

バイオマスとは、生ゴミ、木くず、家畜の排泄物など、再生可能な有機性の資源です。紹介されていたのは、2011年2月から川崎で稼働している日本最大のバイオマス発電所でした(3万3000kW、約4万世帯分の電力を供給)。
ここでは木くず(木を破砕し、長さを50mm以下にしたもの)が燃料として使われ、1日あたり600tぐらい、年間18万tの燃料を使用するのだとか。ちなみに被災地のがれきの木くずは、塩分を含んでおり鉄で出来たボイラーを腐食させることが心配されるのだとか、残念です。
間伐材をうまくバイオマス燃料として利用していけば、森林保全との相互作用で環境によりよい発電ができる気がします。

<揚水発電>

兵庫県朝来(あさご)市の奥多々良木発電所では、夜間に余る電力を使って発電に使った水を上部のダムに揚げるという揚水発電を行っているとのこと(発電量は193万kW)。
水を持ち上げるのに余分なエネルギーを使うんじゃないかと思ってしまいますが、その通りだとのことで、上から下に流すときに1のエネルギーが生まれるとすると、下から上に揚げるために1.2のエネルギーを使ってしまうんだそうです。ただ、必要なとき(昼間)に発電し、電力が不要な夜に電力を水の位置エネルギーに換えることで、電気を「蓄える」ことができる、というのが揚水発電のメリットであり、ピーク電力への対応をするためには有効だと考えられます。

現在の発電バランス

これらの発電方式を日本の発電電力量の内訳で見てみると、水力は全体のたった8%(うち一般水力が7.3%、揚水発電は0.7%)、バイオマスは1.01%、風力は0.33%であり、どれもまだ主力ではありません。これらは今後増やしていかなければならない自然エネルギーです。
発電コストについても、太陽光がまだコストパフォーマンスが悪い状態です。
上記は、2010年版のエネルギー白書(概要)からの発電コストの図です。
太陽光:49円
地熱:8-22円
風力(大規模):10-14円
水力(小規模除く):8-13円
火力(天然ガス):7-8円
原子力:5-6円
となっています。原子力は最もコストパフォーマンスがいいという話ですが、実績値は10.68円かかる、とのこと。なぜかというと、5-6円という値は経産省のモデル費用であり、実際は立地費用、再処理費用などが余計にかかりそれらを含めると10.68円になるのだそう。さらに今回の事故による補償費を含めればさらにコストは上がると考えられます。
結局化石燃料を輸入して成り立っている日本のエネルギー自給率を上げる施策が必要になってくるのだと思います。