ミシェル・カミロ(p)ライブ@ブルーノート東京

ブルーノート東京でのミシェル・カミロさんのライブに行ってきた。去年までは顔も知らないおじさんだったが、去年彼のビッグバンドの曲「caribe」をやって大好きになり、彼のライブ映像はyoutubeでも何十回か見た、ほとんどcaribeだけど・・・

なので今日のライブでもCaribeを聞く気満々で入場した。

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MICHEL CAMILO “Three + Three”
ミシェル・カミロ “スリー・プラス・スリー”
2014 12.30 tue. – 2015 1.4 sun. ( 1.1thu. OFF )

http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/michel-camilo/

年越しカウントダウンもミシェル・カミロで、今回は年またぎの来日だったらしい。以前はインコグニートが多かったような気がするけど、ブルーノートの年越しカウントダウンにも一度行ってみたいものである。

以前もビッグバンドで来日しているが、今回は「スリープラススリー」という名前のいわゆる6人組のセクステット。演奏者は以下の6名(bluenoteのwebsiteより)

Michel Camilo(p) ミシェル・カミロ(ピアノ)
Ralph Bowen(sax) ラルフ・ボーウェン(サックス)
Michael Mossman(tp) マイケル・モスマン(トランペット)
Conrad Herwig(tb) コンラッド・ハーウィグ(トロンボーン)
Lincoln Goines(b) リンカーン・ゴーインズ(ベース)
Cliff Almond(ds) クリフ・アーモンド(ドラムス)

プレイヤーに疎いので、自分はミシェルさん以外は存じ上げない。

当日は1stステージだったので開演は17:00から。ちなみに開場は15:30からで、開場前に入り口前の待機スペースへは14:30から入れるらしい。(なお数年前は自由席の良い席を確保するため、早い者勝ちの整理チケット配布制度があったが、2015年時点でその制度は終了していた)

前回のゴードングッドウィンのライブでは、アルコールを飲んだせいで途中眠ってしまったので、今回はコーヒーを注文。無事に起きたまま全曲を聴くことができた。

そして開演。5名がスタンバイしてからミシェルさん登場。一礼をしてピアノに座って0.5秒で鍵盤を叩き始めるところはとても参考になる。

1曲目、曲名は知らないが聴いたことのある曲だった。ノリの良いラテン。ラッパがバックで「ンレ、レ、レ、レ、レ、レ、レ、レ、レ、レ、レ、レ、レ、レ、レ・・・」と繰り返す。

2曲目、5拍子のラテン。いい感じ。

3曲目、これまた5拍子か?と思いつつ多分8分の10拍子(3+3+2+2)。2曲続けて5拍子系が来るところがラテンなのだろうか。

4曲目、スローなバラード。ほぼピアノとフルートのデュオ。パイレーツオブカリビアンなら、夜の砂浜でジャック・スパロウが「俺もうちょっと真っ当に生きてみようかな」と満月を見上げているような曲。

5曲目、ラスト前に勢いをつけるかのような曲。途中はテンポ120くらいの4拍子だけど、テーマが変則的(4+4+4+3)でかっこいい。

6曲目、ラストにカリベが出るかなと期待したが、残念ながら期待したイントロでは始まらずガッカリ。でもピアノイントロからテーマに入るときによく聴いた曲だと気づく。On Fire、とても盛り上がって終了。この曲、5年ぐらい前から知っている気がするのだが、自分のiTunesライブラリにもなく、どこで知ったか思い当たるふしもないが、確実に知っていた不思議な記憶・・・とりあえずマスターしたい。

19:00から2ndステージもあるためアンコールはないかもしれないと思ったが、アンコールの手拍子のなか再度登場してくれてTake Fiveをソロを弾いてくれた。

ミシェルさんはドミニカ共和国出身、なので演奏はラテン系、テンポがわかりやすくて大好きである。テンポがわかりやすいのにもかかわらずアドリブソロになると振り回され分からなくなる。テンポを例えるならぐるぐる回転する遊具にしがみついているが、だんだん遠心力が増してきてしがみついていられずに吹き飛ばされる感覚。吹き飛ばされるともう一度回転に捕まって楽しむのが難しくなる。なんとか必死に喰らいつけると一番楽しい。

今日はビッグバンドではないので大きな派手さはないが、ミシェルさんのソロだけでなくフロントのサックス、トランペット、トロンボーンそれぞれのソロも良かった、なかでもトロンボーンのコンラッド・ハーウィグさんのソロは良かった。ハイスピードのテンポの中でブレずにハイノート近辺を吹きこなしつつ面白いことをいろいろやっていた。名のあるおじさんに違いない。

Caribeはなかったけど、とても満足いくライブだった。